農業を、希望に溢れた産業にする。
農業は、人類にとって最も古い、なくてはならない産業です。しかし、経済効率を優先する余り日本では農業が軽視されるようになり、2016度の日本の食料自給率は38%(カロリーベース)です。そして食料が豊富に供給される先進国では、米や野菜や果物が「いのち」そのもので、「いのち」の源だということさえ忘れられがちです。 日本の農業は多くの課題に直面しています。労働力不足は全産業に共通しますが、農業はこれが特に厳しい産業のひとつで、農家の高齢化や後継者不足で農業従事者は減少しています。また、海外から大量の農産物が安価に輸入され、価格は下落しています。このままでは日本の農業は衰退し、いのちの源の食料は、更に他国に依存しなければならなくなります。 しかし日本の農業にはイノベーションの余地が多くあるのです。設備・資材・先進的な栽培技術の導入などで、作業効率を改善して高収量化を図り、生産性を高めることが出来ます。 100年以上に渡って農業に育ててもらった私たちイノチオグループは、農業の総合支援グループとして、既存の農家や農業法人は元より、農業を新しく始める人や企業をサポートし、次の農業を担う人たちと共に、農業を希望に溢れた産業にすることに全力で取り組んでいます。 農業の課題をみつめ、持続できる次の農業をそだて、農業を、もっと魅力的な産業にして次の世代につなぐ、これが私たちの仕事です。
日本一の、農業の総合支援企業に。
イノチオの創業者、石黒利平は「自分のいのちは世のため人のため、他に尽くすためにある」と常々言い、仕事に励みました。その姿を見ていた社員たちが愚直に仕事に取り組み、その先輩たちの仕事が今のイノチオに受け継がれ、真面目に働く姿勢が今の社風になっています。 多くの産業が、その構造から大きく変わり続けていますが、農業でもICT(情報通信技術)、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)が導入されるなど、大きく変わって来ています。この時代のイノチオには、「真面目に働く社風」に加えて「チャレンジ精神」が必要です。前例がないことに取り組み、変革を起こさなければなりません。リスクがあっても「挑戦」する勇気と、その挑戦を支援して次世代の農業を創る社風が必要なのです。 イノチオグループはこの数年で、仲間を増やし大きくなりました。次世代型といわれる大型で最新の設備を持った園芸施設を造り、アンテナショップをオープンし、研究機関を強化するなど、新たな取り組みを行ない、農業界では先進的なグループといわれています。しかしそれは変化の乏しい農業でのことで、他の業界で考えれば私たちの取り組みは、大胆でもスピード感があるわけでもありません。農業にもイノチオにも、多くのイノベーションが必要なのです。 日本の次の農業のために、私たちは「日本一の農業総合支援企業」を掲げています。農業は、作物・土・水・肥料・病害虫・最新の園芸施設・栽培環境・気候…など、多くのことを知り、そして体験し、これを複合的に考えて栽培する奥深い仕事です。そして農業を持続するには、収穫した作物を販売して利益を生み、次の投資をする経営の力も必要です。「農業に携わる農家・法人に必要なサポートは、すべて提供する」これが、目指している農業総合支援企業です。 イノチオは、グループ内に様々なスペシャリストを育て、グループ全体で一軒の農家も大規模な農業法人もサポートできる、専門家集団になろうとしています。私たちが目指す日本一は、圧倒的な知識と経験を持つスタッフを揃えて、農業に携わるお客さまを力強く支援することで、これにはイノチオの全社員の成長が必要です。 まず日本で、「農業のことなら、イノチオに訊くといい」といわれるようになる。そして世界でも「農業のことなら、日本のイノチオに訊くといい」といわれるグループになろうと、日々取り組んでいます。
素直な心で、人のために、全力を尽くす人を心から歓迎します。
どんな人と働きたいかと訊かれれば、「素直な心を持つ人」です。心がオープンで、先輩やお客さまからの指摘や指導を素直に聞く気持ちを持っている、これがとても大切です。その上で良く考える。そして実践する。素直に受け入れる心と、考える習慣と全力を尽くす努力があれば、大きく成長します。そして、自分のことを思うより、まず周りのために働きたいと思う人を求めます。家族や仲間、お客さま、社会の多くの人たちのために全力で努力できる人、少なくともそうなりたい気持ちを強く持つ人と共に働きたいと思っています。 これからの長い人生、人と社会のために努力する気持ちがあれば、私たちはあなたの成長のサポートを惜しみません。イノチオには、新しい仲間の成長ために働く社風があります。 そして、私もチャレンジし続けますが、若い皆さんには特に、何度失敗してもチャレンジを続ける新しい空気を吹き込んで欲しいと思っています。 人生の醍醐味は、この人と出会えて良かった、この人と仕事ができて良かった、そう思える人に出会うことだと、私は思っています。 イノチオで、「この人と出会えて良かった」と思う大切な人と、巡り会ってください。
代表取締役社長